この記事では、「回答エンジン」型AIのPerplexity(パープレキシティ)の基本的な使い方と、企画リサーチを実践的に行う手順について解説します。
生成AIと言えば、ChatGPTですが、そのほかにもたくさんのAIがあります。その中でも、Perplexityは、ChatGPTとは少し違った機能として注目されているAIツールです。その基本をお伝えしつつ、企画リサーチの実践的な使い方もいくつか紹介できればと思います。
これから、AIを使える人と使えない人で、かなり差ができてしまいます。今後、MCでは、AIをビジネス活用できるように、積極的に情報共有していきます。
Perplexityとは何か?
Perplexityは「回答エンジン」である
Perplexity(以下、パープレ)は、ネット検索の情報を自動で整理して回答してくれる「回答エンジン」です。ChatGPTのリリースが2022年の11月だったので、ほぼ同時期にリリースされています。
これまでは、Googleに調べたいことを検索して、その上位に上がってきたサイトから自分で情報を調べて、その中に自分の役立つ情報があれば、それを参考にする、というのが基本でした。
しかし、パープレは、AIを活用して、プロンプトでやりとりをしながら、自分が欲しい情報を出力してくれるサービスです。自分で探すというよりは、パープレに探してもらう、というイメージです。
創業者は、アラヴァンド・スリヴァス氏は、パープレについてこのように例えています。
「検索エンジンが車だとしたら、回答エンジンは新幹線ぐらいの速さ」
ちなみに、創業者のアラヴァンド・スリヴァス氏は、パープレキシティという比較的覚えづらい名称について、いずれ「パープレ」と親しみを持って呼んでくれると嬉しい、と発言しているので、今後の文章の中では、パープレと表現させていただきます。
Perplexityの4つの強み
パープレには、大きく4つの強みがあります。
- 調査設計
- 情報収集
- 整理
- 考察
この4つです。
- 調査設計:検索すべきことを特定する
これまでは、「どのような検索をすべきか?どんなキーワードで検索すればいいのか?」というものを人間が考えていました。
しかし、パープレは、ざっくりした質問でも、その質問の真意を理解して、どんな検索をしたらいいのか、検討して提案してくれます。
- 情報収集:関連情報を収集する
これまでは、人間がキーワードを打ち込み、その結果としてGoogleがアルゴリズムで上位づけしたサイトを一つ一つ、目視でチェックしていました。
しかし、パープレは、AI技術を使って、質問者の意図を汲み取り各サイトから必要な情報を集めてくれます。
- 整理:集めた情報をまとめ・比較する
これまでは、いろいろなサイトから集めた情報を自分で整理して重要なポイントを抽出するのは人間が手作業で行っていました。
しかし、パープレは、各サイトから集めた情報を自動でまとめて、整理してくれます。さらに、表形式で比較して提示してくれることもあります。
- 考察:整理した情報を思考・分析する
これまでは、この情報を元に、思考して分析し、洞察を深めていくのは人間の作業でした。
しかし、パープレは、整理した情報から、洞察や分析も行って情報提供してくれます。ただ、情報を並べるのではなく、知りたい情報の意図に対して、意味のある解釈や示唆を提供してくれます。
Perplexityのユーザー数の伸びと人気が高い理由
アクティブユーザー数1,500万人
パープレは、今現在、公表されているデータでは、2024年の第一四半期(3月末)までの月間アクティブユーザー数は1,500万でした。そこから約一年経ちましたが、この数字を維持しているとのことです。
Perplexityが人気な7つの理由
さまざまなサービスのレビューが掲載されている「Product Hunt」というサイトがあります。
このサイトのレビューを見ると、Perplexityが評価されるポイントが大きく7つありますので、そちらを紹介したいと思います。
- 回答の速さと正確さ
- 「速くて正確。従来型の検索エンジンより会話的で使いやすい」との声が多いです。調べ物やアイデア出し、ちょっとした疑問解決にもスムーズに使える点が評価されています。
- 情報源の透明性(出典リンクの明示)
- 回答に必ず出典リンクがついています。ユーザー自身で情報の正確性を確認できる点が信頼につながっています。「情報源が明確なので、誤りがあっても自分で検証できるのが良い」という意見が見られます。
- 直感的で洗練されたUI/UX
- 「これまで見た中で最高レベルのUI/UX」「シンプルでミニマルなデザインが使いやすい」といったデザイン面の高評価が多いです。
- 会話型・対話的な検索体験
- 従来の検索エンジンのようなリンクの羅列ではなく、AIとの対話を通じて深くトピックを掘り下げられる点が新しい体験として評価されています。「単なる答え探しでなく、情報を深掘りし、洞察を得られる」との声もあります。
- 無料でアカウント登録不要
- 「完全無料でアカウント登録も不要。誰でも気軽に使える」という手軽さも高評価の理由です。
- 多様な用途への対応力
- 調査・リサーチ、ニュース収集、コンテンツ作成、日常の疑問解決など幅広い用途で役立つという意見が多く、特に研究や情報収集の効率化に貢献しています。
- 価格とコストパフォーマンス
- 「OpenAIよりも価格面で優れている」「無料でも十分使える」というコストパフォーマンスの良さも好評です。
Product Huntのユーザーレビューをまとめると、「速さ・正確さ」「情報源の明示」「直感的な操作性」「会話型体験」「無料で使える手軽さ」「多用途対応」「コストパフォーマンスの高さ」といった点が、Perplexityが高く評価される主な理由として挙げられています。
Perplexityの基本機能
なぜ「回答エンジン」として利用できるのか?
Perplexityは、検索エンジンとAI(大規模言語モデル:LLM)を組み合わせた対話型AI検索ツールです。従来の検索エンジンよりも自然な対話形式で質問できるところが特徴です。
複数の情報源をもとに信頼性の高い回答を提供してくれます。
以下、Perplexityの基本機能をまとめました。
主な基本機能
- 自然言語による質問と対話
- ただ、キーワードだけではなく、会話のような文章で質問ができ、AIがわかりやすく回答してくれます。これによって、頭の中にざっくりと浮かんだ疑問を投げかけるだけでも、有用な情報を集めることができるます。
- リアルタイム情報検索
- インターネット上の最新情報をリアルタイムで検索・分析し、常に新しい情報を提供します。この、リアルタイムというところがパープレが人気になった理由の一つです。今でこそ、ChatGPTやClaudeもウェブ検索との連動がなされましたが、初期の頃は、リアルタイムの情報検索はできませんでした。パープレは、回答エンジンですから、ウェブ上にあるデータを参照してデータを集めてくれます。そのため、リアルタイムな情報を必要とする人は、パープレの方が重宝しました。
- 出典元の明記
- すべての回答に情報源(ソース)が明示され、引用元の信頼性を確認できます。これも、ChatGPTとClaudeと、違った人気の一つです。日々、改善されているとはいえ、AIは平気でさも真実のように平気で嘘をつきます。これをハルシネーション(AIが事実とは異なる情報を生成する現象)といいます。その点、パープレは、情報の参照元を明示してくれるので、その情報が正しいかどうか、ユーザーがチェックできるのです。
- 関連質問の自動提案
- 回答後に関連する質問を自動で提案し、知りたいことをさらに深掘りできます。質問の解答後に、さらにその質問を深掘りするような質問を自動で生成してくれます。ワンクリックで、さらに深い情報をどんどん探ることができます。
- 多言語対応(日本語対応)
- 日本語を含む複数言語で利用可能。日本語で質問・回答ができ、必要に応じて翻訳も可能です。
- ファイルのアップロードと解析
- PDFや画像などのファイルをアップロードし、その内容の要約や分析、質問への回答が可能です。無料版は回数制限があります。
- AIモデルの選択
- GPT-4 OmniやClaude 3など、用途に応じて複数のAIモデルを選択して利用できます。こちらは、有料機能のみ利用可能です。無料プランの場合は現時点では利用できません。
- 履歴の保存と整理
- 過去の検索履歴を自動保存し、スレッド形式で整理・再利用できます。
- フォーカス検索(Pro機能)
- 質問の意図を理解して、最も関連性の高い情報に絞って検索・回答してくれます。ウェブ、学術、ソーシャル、これらの中から情報を絞って検索ができます。多段階推論能力の機能で、複雑な質問を小さなトピックに分解して、段階的に解決してくれます。人間の思考プロセスに近い形で問題解決に取り組む仕組みです。この機能は、無料でも利用できますが、利用制限があります。無料の場合は、4時間ごとに3回まで、もしくは1日5回まで利用できます。
- 要約機能
- 長文記事やアップロードした資料を短時間で自動要約してくれます。
- 拡張機能・アプリ対応
- 閲覧中のウェブページを要約したり、スマートフォンアプリでも利用できます。
その他の特徴
- 無料でも基本機能が利用可能
- サインインせずに基本的な検索・質問機能をすぐに試せます。これを「ゲスト」と言います。会社で使っている人に特に人気な理由がここです。誰がどんな質問をしたか履歴で残らないので、会社でも安心して使える人が多いそうです。プライバシーの観点からログインしなくても利用できるという点は大きいと思います。
- サインインでさらに便利に
- 履歴の保存やファイルアップロードなど、便利な機能が追加されます。こちらは逆にログインすることで、過去の履歴やデータを残してくれるので、情報をさかのぼるときに便利です。
クイック検索機能とフォーカス検索機能について
パープレを利用する上で、クイック検索とフォーカス検索の違いについて理解しておくと、より効果的に活用できます。
パープレのPro(検索)には、クイック検索機能と、フォーカス検索機能があります。
クイック検索機能とは、ウェブ検索のみ行う機能です。
これは、無料でも有料でも無制限で利用することができます。

上記の地球儀のアイコンをクリックすると、このように、「ウェブ」「学術」「ソーシャル」と選択できます。
ウェブだけを利用するのであれば、無料でも無制限で利用できます。
ただ、学術やソーシャルの他の検索機能を利用すると、フォーカス検索機能を利用することになります。
この場合、無料だと利用制限が発生してしまいます。
無料の場合は、4時間ごとに3回まで、もしくは1日5回まで利用できます。
ソーシャルや学術まで利用を広げたい場合は、有料のProプランに入ると、1日300〜600回まで利用可能になります。
Deep Research機能について
パープレは、Pro(検索)とDeep Research(リサーチ)の、大きく2種類があります。
ブラウザとアプリで表示が異なりますが、同じ機能です。
アプリの場合

ブラウザの場合

このように、多少UI(ユーザーインターフェース)は違いますが、機能としては同じです。
Deep Research(リサーチ)機能は、AIが数十回の追加検索と情報収集・分析を自動で実施し、包括的なレポートを作成してくれます。
専門家レベルのリサーチや詳細な調査・分析が必要な場合に最適です。深掘りした内容で長文レポートを生成してくれます。
情報収集の方法は、AIが何回も検索・推論・分析を繰り返します。その上で、情報を整理・要約してくれます。
回答の形式は、Pro(検索)の場合は、簡易的な要約+引用元リンクだけですが、Deep Research(リサーチ)機能は、詳細なレポート形式で出力してくれます。引用元も多数表示され、分析・整理された情報を網羅的に提示してくれます。
本格的な調査が必要な、レポートや専門情報の収集が必要なときにおすすめな機能です。
無料プランだと、1日5回までしか利用できませんが、有料プランだと1日500回まで利用できます。
Pro(検索)の場合は、数秒〜数十秒で回答を出力してくれますが、Deep Research(リサーチ)機能は1~3分ほど出力に時間がかかります。
その分、内容は詳細です。
試しに、以下の質問をパープレにしてみました(リンクは僕のパープレの出力リンクなのでご安心ください)。
Pro(検索)の回答(回答まで5秒)
https://www.perplexity.ai/search/motihesiyonwoji-sok-surukotuwo-WXG6KP..SwKiLVA_R6wFUA
Deep Research(リサーチ)の回答(回答まで1分以上)
https://www.perplexity.ai/search/motihesiyonwoji-sok-surukotuwo-rQgSkSjUTGKySAvqxnC6VA
調べたソースの数に違いがあります。
Pro(検索)は16なのに対し、Deep Research(リサーチ)は27です。
Pro(検索)は簡易的な箇条書きですが、Deep Research(リサーチ)はしっかりと文章として詳しく解説してくれています。
特に大きな違いなのは、Deep Research(リサーチ)はYouTube動画からもデータを参照していたところです。
Deep Research(リサーチ)の場合は、簡易的なアクションへのアドバイスが入っているのが印象的です。
ちょっとした調べ物に対してはPro(検索)、より深いリサーチはDeep Research(リサーチ)というように使い分けするといいと思います。
Perplexityの利用規約とプラン別の特徴
データ学習の有無について
AIを利用する上で、気になるのは、自身が質問した内容をAIがデータ学習に利用するのではないか?というセキュリティ面の問題です。
個人的な質問であれば、さほど問題にはなりませんが、もし、会社の機密情報に関わる内容を質問して、それがAIのデータ学習に利用されるとなると大変です。
Perplexityでは、AIのデータ学習のオン・オフをユーザー側で設定することができます。
これは、無料版、有料版に限らずどちらでも可能です。
やり方は、「設定」>「アカウント管理」>「AIデータ保持」。
これを「オフ」にすることで、データ学習をストップさせることができます。

こちらは、オフにしておくことをおすすめします。
Perplexityの商業利用について
生成AIを安心して利用するために、重要な規約についてしっかりと把握しておきたいところです。
Perplexityは、プランによって、商業利用の規約が異なります。
以下、パープレのプランごとの規約内容です。
【無料版の商業利用規約】
- 無料版(一般向けPerplexity)の利用規約では、「個人的かつ非商業的な用途に限り」サービスの利用が許可されています。
- 利用規約5.1では「商業目的での利用は禁止」と明記されており、たとえば生成した文章や画像をそのまま商品・サービスの一部として利用したり、広告や勧誘、YouTubeサムネイルなどに使うことはできません。
- サービスを業務・営利活動に利用したい場合は、Perplexityの書面による許可が必要となります。
このように、無料版は「個人利用・非商用利用」に限定されており、商用利用は明確に禁止されています。
【有料版(Pro/Enterprise)の商業利用規約】
Pro(有料個人プラン)
- Proプランは主に個人や小規模事業者向けですが、利用規約上は「商用利用可能かどうか」は明確に記載されていません。
- ただし、Proプランの機能説明や比較表には「ビジネス利用」や「商用利用」に関する直接的な記載は少なく、主に「高度な機能」「ファイルアップロード無制限」「AIモデル選択」などの利便性向上が中心です。
- 商用利用を明確に保障したい場合や、組織的な利用、複数人でのコラボレーション、データ管理・セキュリティ要件がある場合は、Enterpriseプランの利用が推奨されます。
Enterprise(法人・組織向けプラン)
- Enterpriseプランの利用規約(エンタープライズ利用規約)では、明確に「本顧客のビジネス目的のためにサービスを利用できる」と規定されており、商業利用が正式に認められています。
- ただし、以下のような制限や注意点があります:
- サービスの逆コンパイルやリバースエンジニアリングは禁止
- サービスを使ってPerplexityと競合するサービスを作ることは禁止
- 適用法令や第三者権利を侵害する利用は禁止
- 本サービスを通じて提出する入力や生成物について、必要な権利や許諾をユーザー側が有していることを保証する必要がある
- Perplexityは顧客コンテンツを基盤モデルの学習には利用しないが、サービス提供・改善のための利用は許可される
このように、Enterpriseプランでは「商用利用」が正式に認められ、組織での利用や業務プロセスへの組み込みが可能です。
無料版・有料版(Pro/Enterprise)の主な違い(商用利用の観点含む)
| プラン | 商用利用 | 主な機能・制限 | 対象ユーザー |
| 無料版 | × | 基本検索無制限、Pro検索1日5回、AIモデル選択不可、ファイルアップロード制限、Pages不可 | 個人・非商用 |
| Pro(有料) | △(要確認) | Pro検索1日300~600回、AIモデル選択可、ファイルアップロード無制限、Pages利用可 | 個人・小規模事業者等 |
| Enterprise | ○ | 機能無制限、セキュリティ強化、ユーザー管理、商用利用可(規約明記) | 法人・組織・ビジネス |
- 無料版は「非商用利用限定」。
- Pro版は「個人利用が中心」で、商用利用の明記はないため、明確な商用利用にはEnterpriseプランが推奨されます。
- Enterpriseは「商用利用可」と規約に明記されています。
まとめ
- 無料版は商用利用不可。個人・非商用利用のみ。
- Pro版は機能拡張が魅力だが、商用利用の明記はなく、ビジネスでの正式利用は推奨されない。
- 商用利用(業務利用・組織利用)はEnterpriseプランでのみ公式に認められている。
商用利用を検討している場合は、必ずEnterpriseプランの契約・規約内容の確認を推奨します。
このようにありますが、法人が大規模で商用利用する場合はEnterpriseプランが必要だと思いますが、個人利用であれば、有料プランのPro版の場合、問題ないと思われますので、そこまで気にする必要はないと思います。
ただ、このような規約があるということは、しっかりと理解した上で正しくAIを利用していくことが求められます。
2025年現在のプランの価格
それでは、これら3つのプランの価格を共有します。
- 無料プラン:無料
- Proプラン:月額20ドル(年払い200ドル)
- Enterprise(法人):月額40ドル/ユーザーから
このようになっています。
無料プランは、基本的な検索や情報取得は無制限ですが、高度なAIモデルやPro検索の利用は1日5回まで制限されます。
Proプランは、月額20米ドル(約3,000円)、年額200米ドル(約24,000円)で、Pro検索が1日300回以上可能、GPT-4やClaude-3などの先進AIモデル、ファイルアップロード無制限、画像生成などが利用できます。年払いの場合は2ヶ月分割引となり、月換算で約16.67米ドルです。
Enterpriseプランは、Self-Serveの場合は1ユーザーあたり月額40米ドル(年額400米ドル)、大規模組織向けにはカスタムプランが用意されていて、ユーザー数や要件に応じて価格が調整されます。
PerplexityのUI(ユーザーインターフェース)と操作について
会員登録
それでは、パープレの会員登録のやり方を解説します。
会員登録をしたくない場合は、「ゲスト」として、そのままクイック検索を利用できますが、無料で使うにしても登録しておいた方が、履歴をさかのぼれますし、制限はあれどプロ検索が使えるので、推奨です。
Perplexityのサイトに移動します。
そこで、新規登録をクリックします。

GoogleやAppleのアカウントでログインできるシングルサインオン(SSO)でログインするか、新規でメールアドレスで登録するか選択できます。

メールアドレスで登録した場合、このように、メールにログインできるリンク、もしくは「コード」が送られてきます。

リンクをクリックするか、「コードを手動で入力」にコピペするかすると、簡単にログインすることができます。

このように送られてきます。「サインイン」をクリックするか、下にある「コード」をコピペして「コードを手動で入力」に貼り付けるかのどちらかでログインできます。
なお、このリンクとコードは5分間のみ有効です。それ以降はログインできなくなりますので、時間が過ぎた場合は、再度同じ手順でコードを再送する必要があります。
質問(プロンプト)
トップページに移動するとこのような画面になります。

僕は、すでにプロプランに申し込みしているので、無料の方は多少画面表示が異なる場合がありますが、ほとんど同じです。
ちなみに、この画面はブラウザでログインしている状態です。
アプリでログインした場合、文言が多少ことなりますが、機能としては同じです。
まず、「質問してみましょう」のところに、調べたい内容を入力します。
これをAIの世界では「プロンプト」と言います。
そして、プロンプトを上手に書く技術のことを「プロンプトエンジニアリング」と言います。
これらの言葉は、よく使いますので覚えておいてください。
もし、この画面になっていない方は、画面左上の「ホーム」ボタンをクリックしてください。
では、試しに、「今日の天気を教えて」とプロンプトを投げてみます。

すると、ウィンドウ右下に「→」マークが出てきましたので、こちらをクリックします。
このように、一瞬で今日の天気を表示してくれました。

Perplexityは、リアルタイム性がありますので、直近の情報をあっという間に表示させることができます。
さらに、この内容に追加で質問をしたい場合は、画面下側にある質問メニューに入力します。

もしも、質問を変更したい場合は、質問した文言の右側に「クエリを編集」というボタンがありますので、そこから編集が可能です。

さらに、右隣りのボタンで「クエリのコピー」ができます。
ソース確認
次は、アウトプットの根拠となる参照元について確認します。
今度は質問を変えてみます。
「睡眠の質を向上させる方法を教えてほしい」
このようにプロンプトを投げます。

すると、このアウトプットの根拠となった参照元リンクを共有してくれます。
全てのソース元は、画面上部に表示されます。
個別のアウトプットに対しては、「4」「16」といった数字が表示されます。
クリックすると、その根拠となるデータ元のページに移動することができます。
クリックしてみるとわかりますが、ある程度信頼性の高い情報源から参照していることがわかります。
ここが、パープレが人気な理由です。
どこから、どんな根拠でアウトプットされたかわからない場合、その真偽を調べるのは大変です。
でもこのように根拠元がわかれば、ソースが本当に正しいか、正しくないのか、チェックしやすいと言えます。
関連質問
そして、パープレのもう一つの特徴が関連質問です。

このように、画面下に最初に質問した内容と関連する次なる質問が、自動で生成されます。
これによって、どんどん最初の情報を掘り下げて、洞察を得た情報リサーチを行うことができます。
創業者のスリヴァニ氏は「問い」の重要性をとても重視しているため、パープレの関連質問の質は非常に高くなっています。
フォーカス検索
フォーカス検索は、大きく「ウェブ」「学術」「ソーシャル」から選択することができます。

上記の地球儀のマークをクリックすることで、フォーカス検索が可能になります。
「ウェブ」は、デフォルトの設定で、インターネット上から幅広い情報源を利用して、回答してくれる機能です。
「学術」は、学術論文や研究資料に特化した検索を行います。論文の裏付けとなる情報を集めたい時に有用です。
「ソーシャル」は、主にReddit上の投稿やコメントから情報を集めます。Redditは日本では、あまり一般的ではありませんが、海外では、ユーザーが投稿したコンテンツを中心とした大規模なコミュニティプラットフォームです。2024年8月時点では、1位Google、2位YouTubeで5位の人気でした。
しかし、2025年4月現在は、9位まで下がっています。
今は、TikTokやPinterestの方が人気が高くなっています。
とはいえ、いまだに人気の高いプラットフォームです。
特定のトピックに対して、Redditから生のユーザーの声を集める時に参考になります。
モデル変更
次はAIのモデル変更についてです。

パープレは、他のAIツール(LLMモデル)を活用した検索も可能です。
LLMモデルとは、大規模言語モデルのことで、中身・学習方針・得意分野が異なる別のAIです。
ChatGPT、Claude、GoogleのGemini、XのGrokなどがあります。
下にスクロールすると、推論モデルとしてR1 1776や、o3-mini、Claude 3.7 Sonetなどを選択できます。
同じ質問でも、LLMを変えてみて、実験してみてください。
コマンド入力
そして、もう一つ、パープレにはコマンド入力というリサーチ方法があります。
例えば、ソースもとのサイトを一つに絞って検索したい場合は、そのサイトのドメインを指定して検索することができます。
例えば、MIT Technology Reviewのサイトだけをソース元として情報を検索してほしい場合は、このように検索します。

「例:生成AIの最新情報のなかで特に注目されているニュースを教えて /site:+technologyreview.com」
調べたい内容に、「/site+ドメイン」で調べることができます。
この記入のやり方の場合は、一つのドメインしかリサーチできません。
そのままURLを入力すれば、複数のサイトから検索が可能です。

「例:生成AIの最新情報のなかで特に注目されているニュースを教えて (調べたいサイトURL)」
これで、2つのサイトのソースからのみ情報を検索してアウトプットしてくれます。
ファイルタイプで絞り込むこともできます。

「例:生成AIの最新情報のなかで特に注目されているニュースを教えて/filetype:PDF」
このように、続けて入力しないと、動作しませんので、気をつけてください。
そして、特定の日付以前、または以降で情報を絞りこむ場合の検索です。

「例:生成AIの最新情報のなかで特に注目されているニュースを教えて/before:YYYY-MM-DD or /after:YYYY-MM-DD」
こうすることで、最新情報だけをリサーチ対象にすることができます。
そして、特定の言語での絞り込みです。

「例:生成AIの最新情報のなかで特に注目されているニュースを教えて/lang:en」
このように、特定の言語だけからリサーチしたい場合の検索方法です。
英語は「en」中国語なら「cn」のようにすると、その言語をソースとしてアウトプットしてくれます。
例えば、英語圏の情報だけから調べたいという場合、このリサーチ方法が最適です。
共有とブックマーク
パープレは、出力したアウトプットを一般で誰にでも共有することができます。

画面右上の、「共有」もしくは、一つ左のリンクマークをクリックすることで、共有設定が可能です。
そして、ブックマークもできます。

リンクマークの一つ左のアイコンをクリックするとブックマークできます。
こちらは、サイドバーにある「スペース」から再度アクセスできます。
フォーマットの変換
出力したアウトプットを他のデータフォーマットに変換することができます。

ブックマークの左隣にある「3点リーダー」をクリックすると、このように、メニューが表示されます。
PDF形式は、PDFで出力してくれます。
Markdown形式は、マインドマップ形式で出力してくれます。
DOCX形式は、ワード形式での出力です。
ページに変換というのは、Webページのようにパープレが整えてくれる機能です。
ブログのように、記事を直接編集したりできます。
そして、そのまま公開して、共有して誰でも閲覧できる状態にすることが可能です。
リサーチで吐き出された情報をわざわざ、自分でコピペしなくても、パープレのプラットフォーム内で、記事として整えてくれる機能です。
ライブラリ
左サイドバーの「ライブラリ」について解説します。
この部分は過去の履歴を一覧できる場所です。
サイドバーには、5つの履歴が表示されます。

そして、「ライブラリ」をクリックすると、スレッドとページの履歴を閲覧できます。

新規で、作成したい場合は、上部の「スレッド」と「ページ」をクリックして作成します。
発見
「発見」は、パープレのページ機能で整理したいろいろなニュースや記事をチェックできます。

スペース
「スペース」は自分独自の目的に合わせて情報を整理することができます。

「ブックマーク」はここにデフォルトで入っています。
例えば、チームだけに共有するスペースを作成し、そこだけで情報を整理することができます。

公開、非公開の設定も可能です。
スマホアプリ
パープレは、iPhoneやAndroidユーザーのアプリがあります。
ちょっとした検索をする時にアプリがあると便利ですので、ダウンロードして利用してみてください。
インコグニート機能
画面左下の設定ボタンをクリックすると「インコグニート」というメニューが表示されます。

Perplexityの「インコグニート(Incognito)」機能は、ユーザーのプライバシーを強化するためのモードです。この機能をONにすると、次の特徴があります。
- チャット履歴がPerplexity AIに保存されません。
- チャット内容は24時間で自動的に消去されます。
- ブラウザの「シークレットモード」や「ステルスモード」と同様に、他人に履歴を見られるリスクを減らすことができます。
注意点もありますので、気をつけてください。
- インコグニートモードは、画面左下のアカウント欄やアプリのアカウント画面から簡単にON/OFFできます。
- インコグニートモードをONにしても、入力したデータがAIの学習に使われる場合があります。より強いプライバシー対策が必要な場合は、「AIデータ保持」もOFFに設定することが推奨されています。
ということで、インコグニート機能というのは、Perplexityを使う時に自分のやりとりを履歴として残したくない、または他人に見られたくない場合に便利な機能です。
ただ、AIの学習にデータが使われる可能性があるので、機密性の高い情報を扱う場合は「AIデータ保持」も合わせてOFFにするのが安全です。
質問(プロンプト)のポイント(ChatGPTとの違い)
生成AI全般的なプロンプトのポイント
これは、パープレだけに言えることではなく、生成AI全般に言えることですが、プロンプトは、内容を明確に伝えることが大事、ということです。
大きく、4つのポイントがありますので、意識して質問を作成してください。
- 明確で具体的に指示を出す
期待した答えをより具体的に示すことで、いいアウトプットが期待できます。
悪い例:ダイエット市場について教えてください
良い例:2025年の日本国内でのダイエット市場規模を過去と比較してどう変化したか重要なポイントを3つに絞って教えてください
このように、もし自分がダイエット市場でビジネスを行っていて、その市場規模をリサーチしようとした時に、ただ「ダイエット市場について教えて」というのではなく、より具体的に示すことで明瞭な回答を得られる確率が上がります。
- 文脈や背景情報を提供する
質問の文脈や背景を詳しく伝えることで、AIがその状況を理解して、適切な回答をしてくれる可能性が高くなります。
悪い例:プレゼンのコツを教えてほしいです
良い例:私は、オンライン講師です。オンライン講座を作る予定です。視聴者は、オンラインマーケティングを学びたい一般個人です。効果的なプレゼンテーションのコツを5つ教えてください
このように、文脈や背景を伝えることで、より目的に合ったアウトプットをしてくれます。
- 出力フォーマットを指定する
回答の構造やフォーマットを指定するのもおすすめです。
良い例:以下の情報を表形式でまとめて提示してください
例1:日本の都道府県
例2:その都道府県の県庁所在地
例3:その県庁所在地の人口
- 数を指定して、1つのアウトプットの量と質のバランスを調整する
「○個あげてください」のように、数を指定することで、その量と質のバランスを調整できます。
パープレは、1回あたりの出力に対して一定量に抑える傾向にあります。
数が増えれば増えるほど、質としては淡白になりがちです。
もし、一つのことを深掘りして出力してほしい時は、そのように記述することで、より詳しくアウトプットしてくれます。
このように4つを意識することで、あなたが求める情報をより早くアウトプットしてくれる確率が高くなります。
この4つをCRAP法と言います。
「C(Context):背景、R(Role):役割、A(Action):具体的に何をして欲しいか、P(Product):どんな形のアウトプットがほしいか」
プロンプトのテンプレートがウェブ上にありますので、そういうテンプレートから自分向けに最適化してもいいと思います。
パープレに、おすすめなプロンプトのテンプレートを作ってもらう方法もあります。
ChatGPTとの違い
ChatGPTは「プロンプトに含まれた指示を処理する」ためのAIです。
かたや、Perplexityは「プロンプトから新しい情報をウェブ上で検索してまとめる」というのがメインのAIです。
ChatGPTは、一つのチャット内で会話の文脈や背景を自動で読み取り回答してくれるという特徴があります。
しかし、パープレは、新しい質問をする時に、毎回新しい検索をかけます。
ですので、「上記の…」としっかりと指定してあげないと、文脈が断絶して、最初の質問と関係ない出力をしてきます。
パープレは、関係性をしっかりと指定してあげるという一手間が必要です。
そこが、ChatGPTと大きく違うところです。
企画のための市場リサーチ実践編
基本プロンプト
それでは、ここからは実際に、企画にデータを利用するためのプロンプトの書き方をご案内します。
自分の関連ビジネスの市場をリサーチするときのプロンプトです。
仮に生成AI市場をリサーチするとした場合、基本プロンプトはこのようになります。
[ ]内は、ご自身が調べたい市場に置き換えて質問してください。===
[ 生成AI ]の規模・トレンドを調べて===
このようなシンプルなプロンプトでも、市場に関する基本的な情報はアウトプットしてくれます。
このように、ざっくりした広いトピックで質問する場合は、プロ検索がおすすめです。
発展プロンプト
ただ、これだと、あまりにも広範囲になりすぎるので、より具体的な情報を得るためには、発展プロンプトを活用してみましょう。
===
[ 生成AI ]の規模・トレンドを調べて、以下の項目をまとめてほしい:- 世界市場の規模(現在と将来の予測)
- 日本市場の規模(現在と将来の予測)
- 年平均成長率(CAGR)
- 成長が見込まれる主要分野
- 主要企業とその市場シェア
- 最新の技術トレンド
===上記は、プロ検索を使ってリサーチしましょう。この質問方法によって、数値データや具体的なトレンド、企業情報など、幅広い視点から全体像をリサーチできます。
応用プロンプト
さらに応用して、より深掘りすることができます。
===
[ 生成AI ]における主要プレイヤーをリストアップして [ 生成AI ]に影響をあたえる主要な規制や法律に関して説明して [ 生成AI ]におけるスタートアップの動向と、彼らが市場にもたらす可能性の変化について調査して [ 生成AI ]における消費者行動の変化と、それが市場に与える影響について分析して [ 生成AI ]におけるサステナビリティトレンドと、それが製品開発や企画戦略に与える影響について調べて===
企画のための競合リサーチ実践編
基本プロンプト
同様に、競合リサーチのプロンプトを紹介します。
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[ 会社名・事業 ]の競合企業をリストアップして===
自身のビジネスの競合企業がわからない時は、上記のようなプロンプトでまずは競合をリサーチできます。
そこから、ある程度の競合企業をリストアップしてから、比較する時は次のようにします。
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以下のX社の[ 事業 ]を比較して:
- 社名1
- 社名2
- 社名3
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特定の会社を指定した上で、他の会社と比較してくれます。
発展プロンプト
基本プロンプトの場合は、比較項目を指定していないのでAI任せになります。
こちらから具体的に指定することで、必要な情報をまとめてくれます。
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以下のX社の[ 事業 ]を比較して、表形式でまとめて:
企業:
- 社名1
- 社名2
- 社名3
比較項目:
- 主な研修内容
- 対象者
- 研修形式(オンライン / オフライン)
- 特徴的なプログラムや強み
- 価格帯(わかる場合は)
- 受講者の評判や実績(わかる場合は)
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応用プロンプト
さらに、専門的にリサーチしたい場合は次のプロンプトがおすすめです。
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[ 企業名 ]のSWOT分析、(強み、弱み、機会、脅威)行ってください [ 企業名A ]、[ 企業名B ]、[ 企業名C ]の経営陣の経歴と専門性を比較して [ 企業名A ]、[ 企業名B ]、[ 企業名C ]のデジタルマーケティング戦略を比較して [ 企業名A ]、[ 企業名B ]、[ 企業名C ]の過去5年間の売上高と利益率を比較してグラフで可視化して [ 企業名 ]の主要製品、サービスのポジショニングマップを作成し、競合他社と比較し可視化して===
企画のための論文リサーチ実践編
基本プロンプト
続いては、論文リサーチです。科学的なデータを提供することで信頼度が一気に高まります。
自分の業界の論文をリサーチして発信することで、自身の主張の根拠を強化することができます。
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[ 調査テーマ ]についての研究結果を教えて===
この時に、フォーカス検索を利用して検索対象を「学術」に絞ることで、学術論文データだけを検索対象にすることができます。
このぐらいシンプルでも、関連する最新の研究結果を検索して、要約してくれます。
発展プロンプト
さらに、発展プロンプトでより具体的に質問してみましょう。仮に生成AIを調査するとして参考にしてください。
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[ より具体的なテーマ例 ]に関する最新の研究結果を以下の項目に沿ってまとめて:- 研究タイトルと発表年
- 研究対象(どの生成AIツール、対象者など)
- 主要な発見(具体的な数値を含む)
- 研究方法の概要
- 限界点や今後の課題
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テーマの具体性と、回答結果を指定することで、求める情報を求めるフォーマットで回答してもらうことができます。
応用プロンプト
さらに応用プロンプトで掘り下げてみましょう。
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[ 調査テーマ ]についての論点の結果を要約して [ 特定の技術 ]の最新の応用事例に関する研究をリストアップしてそれぞれの主要な成果を簡潔にまとめて [ 2つの手法 ]を比較した研究はありますか?主な発見を教えて [ 特定の分野 ]における[ 特定の問題 ]に対する革新的な解決策を提案している最新の研究を3つ見つけてそれぞれのアプローチを比較して [ 特定の技術 ]の[ 特定の側面 ]に関する批判的分析を行っている研究を探して主要な批判点と提案されている改善策をまとめて===
最後に
ここまで、Perplexityの基本的な使い方を全て解説してきました。
そして、企画に利用できるプロンプトの参考事例をいくつか紹介しました。
もちろん、パープレはこれ以外でもさまざまなことに利用できます。
文章を作成するときの構成案を出してもらったり、
ファクトチェックをしたり、
ペルソナ設定をする時に活用したり。
学習教材やツールを調べることもできますし、日常生活で必要な商品やサービスを調べることができます。
あらゆるリサーチに活用できます。
まずは機能の全体像を把握して、あとは実際に自分で触って試してみてください。
それでは。














