目標達成のための変化の感情サイクルとアレックスホルモジが提唱した6つのフェーズ

誰でも、目標達成したいと思っているはず。

でも、できない。

なぜならモチベーションが続かないから。

そうやってこれまで何度も挫折を繰り返し、今度こそはと一念発起するも、また挫折。

そんなことを繰り返していないだろうか?

もちろんこんなことを書いている僕自身も、そういう経験を何度も繰り返してきた。

でも、2018年ごろ、この壁を乗り越えて、たった一人である程度のビジネスモデル構築に成功した。

その時の、実践がまさに、ある有名な海外のインフルエンサーが伝えていたことと全く同じだったので、共有したい。

そのインフルエンサーとは「アレックスホルモジ」という人。

純資産、年商1500億円の男である。

この人が語っていた、目標達成のための6つのフェーズというものが、結果を出す上で非常に参考になる。

ただ、その前に、アレックスの「目標達成のための6つのフェーズ」の元になった概念から先にお伝えしたい。

おそらくその方が、本質を理解できるからだ。

それは、「変化の感情サイクル」というものである。

人は誰しも、現状の生活を変えようと決意すると、必ず感情の浮き沈みを体験する。

その現象を、心理学者のドン・ケリーとダリル・コナーは1979年に「変化の感情サイクル」としてグラフで説明した。

これは、チェンジマネジメントという分野で広く知られている「チェンジカーブ」の基礎にもなっている。

そのぐらいさまざまな場所で参考にされているのが、変化の感情サイクルである。

この図は、著書「12週間の使い方」から抜粋させてもらっているが、変化の感情サイクルは、このようなイメージである。

Screenshot
参照元:著書「12週間の使い方」

図を見てほしい。

成功までには、このような5つの感情変化のサイクルがある。

  1. 情報のない楽観
  2. 情報のある悲観
  3. 失意のどん底
  4. 情報のある楽観
  5. 成功と達成

この5つである。

これを試しに僕が2018年にUdemyというマーケットプレイスで結果を出すまでにたどった心理に合わせてストーリー形式でお伝えしたいと思う。

そのほうが、わかりやすいしイメージが沸きやすいからだ。

Udemyで結果を出すまでの変化の感情サイクル

僕は2017年ごろにUdemyという存在を知った。

当時は、まだ日本に上陸してから2年ほどしか経っておらず、アメリカ・スタンフォード大学の社会学者である、エベレット・M・ロジャース教授が提唱したイノベーター理論に当てはめると、まだイノベーターしか参入していなかった時期である。

その時は、へー、Udemyっていうものがあるのか、誰でもオンライン講師になれるんだ。

よし、試しに1コース作ってみるかな?

という、楽観的な気持ちでコースを作ってみた。

そうやって、放置していたら、ある日、日本円にして2,000円も稼げていた。

お、すごい、1コース作って放置してるだけで2,000円も稼げるのか?

1、だったら、これを積み上げていけば、100万円に届くかもしれない。(情報のない楽観)

という無知ゆえの、楽観的な状態になった。

そう思って、次の2コース目、3コース目と作っていく。

すると、あることに気づいた。

2、あれ?もう教えられる知識がなくなったぞ(情報のある悲観)

ということで、あっという間にコースにできる知識がなくなってしまい、絶望感を味わう。

正直、自分はこれまでたくさんの勉強をしてきたという自負があった。

本も読むし、オンラインコースも大量に学んできた。

それなのに、3コース目を作ったあたりから、もう知識が枯渇したのである。

3、もう、自分には人に教えられる知識は何もない(失意のどん底)

そう思った。

やっぱり、自分には無理なのか?オンラインのビジネスで成功はできないのか?

でも、必ず結果を出さなくてはならない。

そういう状況だった。

そこで、考えたのは、新しい知識をインプットして、それを自分のフィルターを通してコースにすればいいのでは?

というものだった。

そこで、実践したのは「インプットとアウトプットを同時に行う」というものである。

そして、1ヶ月で10コースつくるというルールと負荷を自分に課した。

すると、なんと1コースがものすごくバズって売れまくったのだ。

 4、よし、このまま伸びていけばいける(情報のある楽観)

大きな手応えを感じた。

ここで調子に乗ったらまずいと思ったので、勢いを落とすことなく、どんどんとコースを作っていった。

5、そして、一つの結果の目安である大台の受講生1万人を達成できたのである。(成功と達成)

このように、結果を出すまでにはこのような感情変化がある。

少しはイメージできただろうか。

アレックスホルモジの目標達成の6つのフェーズ

さて、これをベースにして、アレックスホルモジの「目標達成6つのフェーズ」について解説したいと思う。

アレックスホルモジは、海外でも有名なインフルエンサーである。

そのアレックスが、目標達成するためにはこの6つのフェーズを理解する必要があるということで解説している。

この流れは、いわゆる、オポチュニティシーカズが常に行っている行動様式を解説しているのだ。

それが、「変化の感情サイクル」と少し違うところだ。

オポチュニティシーカーズ(Opportunity Seekers)というのは、一般的に「機会を追い求める人々」や「チャンスを探す人々」を指す英語の表現である。

つまり、楽して成功しやすいトレンドばかり追いかけては、失敗し、また新しい儲けのチャンスを追いかけては、失敗し、を繰り返している人たちのことを英語圏でそのように表現する。

オポチュニティシーカーズが陥る可能性のある6つの流れがこの図である。

では、ここでも新しくオンラインビジネスを始めようと思った人の心理に当てはめて解説したい。

Aさんがネットで稼いで会社を辞めて自由に生きたいと思った。

そこで、ネットで稼ぐためにどのようなビジネスモデルがおすすめかリサーチしてると、副業からスタートできるということでアフィリエイトがおすすめだという記事を見つけた。

そこでは、アフィリエイトで月収100万円を稼いだ人の事例がたくさん出てくる。

1、自分もアフィリエイトをやれば、稼げるかもしれない(根拠のない希望)

このように、まずは無知ゆえの、根拠のない希望を抱く。

次に、リサーチを深めていくと、アフィリエイトで実績を出している人が、アフィリエイト塾を30万円で開催している。

ちょっと、高額だが、思い切って入会しよう。

100万円稼げるのであれば、すぐに元がとれるから、そう考えて入会してみる。

すると、アフィリエイトで稼ぐためには、膨大な知識とスキルと行動が必要なことを知る。

2、え?こんなにやらないと結果出ないの?もっと楽して結果出ると思ってたのに…(情報による絶望)

まずは、現実に直面することになる。

想像以上に、難易度が高い。自分にはできるのだろうか?

でも、やれば結果が出るというので、まずはやってみよう。

そう思い、毎日、アフィリエイト記事を投稿する。

10記事、20記事、30記事。

いくら頑張っても、どんなに努力しても、毎日アクセスが10アクセスほどしかこない。

3、こんなに努力してるのになぜ結果が出ないんだ(どん底)

こんなに頑張ったのに、結果が出ないということは、自分には向いて無かったんだ。

4、諦めよう。(失敗)

そして、また1に戻る。

よし、アフィリエイトはダメだったけど、今度は自分に向いてる他の方法を探すぞ。

自分には、投資が向いてる気がする。

よし、今度はFXをやろう。

1〜4のループを繰り返す。

これが、いわゆる、オポチュニティシーカーズである。

これを延々と繰り返し、お金と時間を浪費し続けている。

ここで、アレックスは大事なのは、3のどん底で踏ん張って、4の失敗に行かずに、結果が出るまで耐え抜くと、5の根拠のある希望に辿り着けると言っている。

さっきの例いうと、

30記事で結果が出ないけど、100記事書けば結果が出るかもしれない。

そう考えて、諦めずに続ける。

すると、ある日

5、あれ?1記事バズってアクセスがものすごいことになったぞ(根拠のある希望)

ずっと諦めずに続けることで、希望の光が見えてくる状態である。

すると、自分の努力、行動が間違いでは無かったという希望が生まれる。

よし、もっと頑張ろう、ということで、さらに磨きをかける。

そして、最後に目標達成につながる。

6、結果的に1年4ヶ月もかかったけど、月収100万円達成できたぞ。(目標達成)

 ということにつながるのだ。

つまり、多くの人が、3のどん底で踏ん張れずに、5の小さな可能性や結果を出す前に諦めてしまうことで、目標達成ができずにいる、ということを言っているのである。

だから、もし、結果を出したければ、3から4に行かないように、踏ん張ることが大事である。

という、目標達成における、重要な6つのフェーズである。

まとめ

あなたがもし、自分がオポチュニティシーカーズだと思うのであれば、3から4に行かないための方法を見つけることが大事である。

何をやっても、結果を出すということは、そうたやすいものではないです。

オンラインビジネスだろうが、投資だろうが、物販ビジネスだろうが、何をやっても大変なのだ。

だから、どこかで、3から5に行くためのチャレンジと、継続が必要になる。

これがわかれば、成功確率は大きく跳ね上がるだろう。

参考にしてほしい。

ABOUT US
山田 どうそん
受講生3万人以上のオンライン講師|6年以上サブスクメンバーシップのコミュニティを運営|オンライン講師型の安定したコミュニティシステムの作り方を教えている|一人でも多くの人にオンライン講師になって物心両面の豊かさを手に入れられるようにスキル構築のサポートをしたい