山田どうそんです。
以前の僕はインプットすることが最も重要だと思っていました。だから、ともかく本を買って読み漁り、ネットでも情報を調べては知識を増やすことだけを考えていました。
でも、あるときふと気づきました。これまでインプットしたことの99%を全く覚えていない自分に…。
あれ?おれ、何も覚えてないや…
じゃあ、これまでのインプットってなんか意味があったんだろうか…
ただインプットした知識はすぐに忘れる
あなたは、読書をしますか?
一冊気合を入れて読んだ本を1週間後に人に説明することができますでしょうか?
おそらく、ほとんど覚えていなくて、何も説明できない人が大半だと思います。
なぜこんなことが起きるかというと、目的意識を持たずにインプットした情報は、その直後は「なんかいいこと知ったな。」とか脳みそがちょっと偉くなったような気になって気持ちよくなっていますが、時間がたつとすぐに忘れてしまうからですね。
だって、何の目的も持たずに読んだわけですからただの娯楽として情報をインプットしただけと言えます。
小説とか雑誌とか、エンタメ目的で読むのであれば、それでいいと思いますが、ビジネス書を自分の知識やスキルを上げるために読んでいるのであれば、それはほとんど意味がないことになります。
じゃあどうするのか?
目的意識をもってアウトプット前提でその情報をインプットすることです。
そうすれば、インプットの状態から何をアウトプットするか明確な目的意識をもっているので、ただ情報を得るのとは全く記憶の定着が違ってきます。
ただのインプットが怖いのは自分ができると錯覚してしまう可能性があること
ただのインプットが覚えていないというだけなら、実はそれほど害はありません。
でも、一番怖いのは、変に情報をインプットしてしまうと、その知識を得たことで「自分はそれができる」と錯覚してしまうことです。
脳は新しい知識を得ると「快」の状態になります。おれは、もうそれを知っている。だからいつでもできる。
という勘違いを起こしかねないんですね。
そう、これが実は一番行動できない人の典型的なパターンです。
「おれ、それ、知っているよ」というやつです。
知ってるから、いつでもできるから、やらない。
というわけのわからない思考になってしまう可能性が高くなります。
意識高い系の読書家に多いのですが、こういう人は、知ってるけど行動できなくて、何の実績もない場合が多いです。
実は、20代のころの僕がまさにこの状態に陥っていました。恥ずかしい限りです。
本を片っ端から読んで、知った気になり、偉そうにビジネスについて語っていました。何一つ行動できていないのにです。
こういう状態が一番怖いといえます。
アウトプットするという目的のためにインプットするべき
時間は有限です。無駄な知識をあれこれインプットしている間に歳を取って死んでしまいます。
だから、自分がアウトプットする目的でそのために情報をインプットするべきなんです。そうすれば、必要な情報を選択して集中的にインプットして大事なことだけアウトプットできます。
そうすることで、おどろくほど、自分のスキルは向上していきます。
だから、僕はオンラインコースを日々作っているんです。自分が身に着けたいスキルのオンラインコースを作ると決めて、そのための知識だけをインプットします。
そうすることで、自分に必要な本や情報だけが集まってきて、かなりの知識量になりスキルもしっかりと身に付きます。
インプットよりもアウトプットを意識することが大事です。アウトプットをしまくれば、自然と情報が足りなくなって自分に必要なインプットをするようになります。
アウトプットを実践しましょう
ブログでもTwitterでもUdemyのオンラインスクールでもYouTubeでもなんでもいいので、ともかくアウトプットしてみてください。
そうすることで、自然にそのために必要なインプットを始めます。必要な本や情報がわかります。漠然としたどうでもいい情報を排除します。
毎日10分でもやるだけでかなり違います。もし、外に出せないなら日記でもいいと思います。
ともかく自分の脳みその中から吐き出す。これを習慣づけると、恐ろしいほどライフスタイルが変わってきます。
アウトプットの習慣こそ、いまの自分をよりよくするきっかけだと、僕は思っています。