【ビジネス心理学#13】3の法則について

今回のビジネス心理学は「3の法則」について記事にしたいと思います。

3の法則とは

3の法則とは、何かメッセージを伝える際に3つ伝えると、記憶に残り、インパクトを与えやすく、リズミカルであることからよく活用されるテクニックです。

このテクニックは、スティーブ・ジョブズがよくプレゼンで活用していたと言われています。

例えば、iPhoneのメッセージを伝える際に「薄くて、軽くて、早い」というように、3つ伝えるということを意識的に多くやっていたと言われています。

2つでは少なく、4つでは多いのでインパクトを与えずらいですが、3つ伝えるのはリズムがよくインパクトを与えやすいんです。

例えば、こんなキャッチコピーを聞いたことありませんでしょうか。

「安い、うまい、早い」

このように相手に何かメッセージを伝える際に、3つのポイントを話すと人はリズム良く感じ、印象に残るということです。

以前に「松竹梅の法則」を記事にしましたが、これも3の法則に関係します。

これぐらい3というのは強いパワーを持っているんです。

活用方法

相手に3つ伝えようとする際、ほとんどの人が3つ考えてから話すと思います。

僕も昔は伝えたいことを先に3つ考えてから、話していました。

ですが今現在たまにやるのが、全然3つの内容が浮かんでいないのに先に3つあると言ってしまいます。

先に3つあると言ったことから、最初の1つ目を話している時に、残り2つを考えられるようになったんです。

人間は不思議なことに、3つあると先に言ったことから、話の途中で残りの2つを不思議なぐらい頭で考えるんです。

つまり人間は先に3つあると言うことで脳が勝手に探す癖があるということです。

例えばお客さんに、「この商品は3つの非常に優れた特徴があります」などと決まってなくても最初に3つと伝えるんです。

すると、1つ目を話しているうちに、まだ決まっていない2つ目3つ目を考えます。

その考えた2つ目3つ目を説明することで、スマートで良いプレゼンになったりします。

数字の力

野球では3ストライク、サッカーであれば3点でハットトリックなど大体3です。

スピリチュアルな意味ではありませんが、数字にはパワーがあると言われているように、3の法則も関係しています。

あなたが何かプレゼンをする際に、伝えたいことが2つしかない時はもう1つ増やせないかと意識してみて下さい。

そうすることによって、弱いイメージだったものが最後の1つで美しくなり、説得力が上がります。

僕が結構大事にしているのは、「1か3」です。

「たった1個を明確に伝える」もしくは、「分かりやすく理解を深めて貰うために3つの内容を伝える」ということです。

どうしても2つしかない時もありますので、そこに無理矢理1つ付け加えるということはしませんが、ほとんどの場合、探せばもう1つ出てきます。

インターネットでビジネスをしていると対面でセールスをしているわけではないので、特にお客さんに論理的にメッセージを伝えるという際には、説得力を持ったメッセージが一番重要なんです。

そうでないと、人のことを納得させられないしセールスもできません。

こういうようなちょっとしたテクニックを知っているかどうかで、結果は随分違ってきます。

知っている知らないで結果に大きな差が生まれるということです。

小さなことかもしれませんが、物事というのは積み重ねです。

このようなテクニックを覚えておいて、使っていくと結果というのは変わります。

最後に

ビジネスを行う上で”1″か”3″というのはパワーナンバーだと思っています。

人というのはあまりいろんなことを覚えられないんです。

ダラダラと大量に情報を伝えるのではダメです。

そこで、僕がよく使うのが「最後にこれだけは覚えて下さい」や「この3つだけ覚えて下さい」と伝えます。

そうすることで、いろんなことを長く話されても最後に1つや3つにされるとそれだけ覚えといてくれるんです。

すると、すごく相手の印象に残り、伝えたいことを理解してもらいやすいんです。

とても便利なテクニックなのでぜひ活用してみて下さい。

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山田 どうそん
Udemy受講生2万人以上の自動化マーケティング講師。ビジネスはオンラインで完全に自動化させることが最も重要だと思っている。偽の自動化ではなく本物の自動化しか興味がない。Udemy→海外ツールを使ったマーケティングファネル→サブスク。自動化にはこの3つのスキルが重要でそれ以外のスキルは不要。何より優先すべきは時間。