【ビジネス心理学#22】ハード・トゥ・ゲット・テクニックについて

今回のビジネス心理学のテーマはハード・トゥ・ゲット・テクニックについて記事にしたいと思います。

ハード・トゥ・ゲット・テクニックについて

ハード・トゥ・ゲット・テクニックとは

横文字で難しいと捉えがちですが、実は簡単です。
一言で言ってしまえば「あなただけ特別」という心理です。

これは、日常や恋愛、ビジネスなどあらゆる場面で活用することができます。
そして非常に強力な心理なんです。

人は「あなただけ特別に買えますよ」「あなたのために用意しました」というように言われると非常に優越感が出てきます。

しかも、承認欲求の部分も刺激されて自分は特別な人間だという感覚に陥るんです。

ビジネスでの活用場面

ビジネスの世界でも多く活用されていています。

僕はダイレクト出版の会員で、昔から大金を費やしているためにダイレクト出版の中で2、3%ほどしかいない特別な会員になりました。
すると、頻繁に特別優待会員向けの郵便物やメールが届きます。
現在は慣れてしまったのですが、最初の頃は僕だけに送られてくるオファーに優越感や、ごく一部しか買えないという心理になり、そのオファーでよく購入をしていました。

あなただから特別にこのオファーをしたというのは、人間の欲求を強く刺激する心理なんです。

この心理を活用してうまくいったのが、アメリカン・エキスプレスです。
アメリカン・エキスプレスのブラックカードは有名ですが、持てる人数というのが決まっているんです。
ですから退会者がいない限り、新規で入ることは不可能であり、持ちたくても持てないカードなんです。

このようにアメリカン・エキシプレスは特別な方の為のクレジットカードという打ち出しをしていて、お金を持っている方たちはこのような言葉に弱いんです。

生活での活用場面

そして日常でも活用されています。
例えば、買い物をしに行った時に「この商品は今日来た人だけ購入できます」「あなたのために用意しました」と言われてしまうと、もう買うしかなくなってきますよね。

恋愛では「今日はあなたのためにおしゃれをしたんだ」などと言われると「自分のために時間をかけてくれた」と感じられたり、友人関係の中では「この話はあなたにしかできないんだ」などと言われると相手は自分に信頼してくれていると感じますよね。

このくらい強力なんです。

しかし注意してほしいのは、さまざまなところで「あなただけ」というように言っていると逆に信用を失っていきます。

ですので、この心理は多様してはいけません。

「今日来てくれた人限定」や「条件を満たした人限定」というような表現をして特別感を感じてもらうのが効果的です。

最後に

今回紹介したハード・トゥ・ゲット・テクニックはシンプルな割に、非常に強力です。

会話に「あなたのため」「今回は特別に」など一言添えるだけで簡単に活用できますので、是非覚えておいて下さい。

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山田 どうそん
ファン型ナレッジコミュニティ運営6年以上。オンラインビジネスを延べ67,769人以上に教えてきた|長年オンラインビジネス初心者がなかなか結果を出せない問題と向き合いその原因が3大モデルへの無知であることを突き止める|根本原因の3大モデルを独自のコミュニティで教え成功者を創出している