一眼レフカメラのレンズ特性と「構図」「カメラワーク」の動画撮影基礎知識



こんにちは、山田どうそんです。

この記事では、カメラレンズの基礎知識と撮影する上で最低限知っておきたい「構図」と「カメラワーク」について解説します。

レンズの知識は特に一眼レフカメラで重要になってきます。

最近では、いわゆる「ボケ」を出した背景を撮影できる一眼レフカメラで動画撮影する人も増えてきました。

価格も手が出ないほど高いわけでもないので、気軽に動画撮影できる環境が整ってきています。

あなたもぜひ、これを機会に一眼レフカメラで質の高い動画制作ができるように最後までしっかりと学んでスキルを身につけてください。

カメラレンズの特性

動画撮影をする上でレンズの知識はとても重要になります。

同じカメラを使っても、レンズが変わるだけで、撮影できる画にかなりの大きな違いが出てきます。

まずは、レンズの仕組みに関して解説していきます。

レンズの仕組みと焦点距離

カメラというのは、イメージセンサー、もしくは撮像素子(さつぞうそし)とも言われますが、その部分にレンズが光を集めて被写体を映し出して、デジタルデータとして記録しています。

光というのは、レンズに対して直線的に光を集めてくるのではなく、レンズの焦点を中心に交差して光を集めてきます。

なので、イメージセンサーには被写体が反対に写ります。それを、さらに反対に戻して、ちゃんと正面になるようにカメラが自動で調整してくれているんです。

焦点距離というのはイメージセンサーと焦点の距離のことを言います。

レンズに、このような「24-50mm」という表記がありますが、これは焦点距離のことを表しています。

このように焦点距離が短くなると、光が交差する部分が近くなるので、表示できる範囲が広がります。

つまり、レンズに書かれている焦点距離の数字が小さければ小さいほど、画角は広がるということになります。

なので、ワイドレンズというのは、焦点がイメージセンサーに近いということになります。

今度は逆に焦点距離が長くなるとこのように視野角は狭くなります。

この焦点距離を自由に動かせるレンズをズームレンズと言います。

逆に単焦点レンズというのは焦点距離が固定されているレンズです。

このことからわかるように、焦点距離がセンサーから近いと、視野角が広がるので多くの範囲を撮影することができますが、その分被写体が小さく見えます。

逆に、焦点距離がセンサーから遠いと、視野角が狭くなるので撮影範囲が限定される分被写体が大きく見えるという特徴があります。

なので、撮影用途に合わせて、レンズを変えることで、同じ被写体を撮影したときに全く違う表現の映像を撮影することができるというわけです。

ただ、視野の広い狭いというのは、レンズだけで決まるわけではありません。

実は、イメージセンサーにもいくつか種類があって、イメージセンサーの大きさによって、同じ焦点距離のレンズを使っても、画角に差が出てきます。

次はイメージセンサーの種類について解説します。

イメージセンサーの主な種類

市販で売られているイメージセンサーの種類は大きく8種類あります。

  • 中判
  • フルサイズ
  • APS-C
  • マイクロフォーサーズ
  • 1型
  • 1/1.7型
  • 1/2.3型
  • 1/3型

です。

それぞれ解説していきます。

中判センサー

中判センサーのセンサーサイズは、43.8 × 32.9mmです。

中判センサーはミディアムフォーマットとも呼ばれていて、超大型のイメージセンサーになります。

カメラ自体かなり高額で安くても100万円以上しますし、高いと400万円以上のものもあります。

完全にプロが使用するカメラで、かなりの高画質になります。

センサーサイズは、43.8mm × 32.9mmと、とても大きいのでカメラ自体も大型のものが多いです。

有名なカメラでは、富士フィルムが出している、「GFX 50R」というカメラがあります。

大判センサーにしてはコンパクトで安価ですが、それでも、かなり高額で大きさもあります。

フルサイズセンサー

35mmフルサイズセンサーのセンサーサイズは、36 × 24mmです。

35mmフルサイズセンサーは、中判センサーほどではありませんが、高額な物が多く50万円以上するものもあります。

フルサイズセンサーは、センサーが大きいので「ボケ」のある映像もきれいに撮影できますし、素人が見ても美しいと感じるほど映像の質に違いが出ます。

最近発売された、パナソニックSシリーズのS1Hは、かなりの高機能で動画撮影を中心とした一眼レフカメラとして話題になっていて高い人気があります。

フルサイズセンサーのカメラはボディもレンズも高額で少し大きめですが、質の高い映像を撮影したい人はフルサイズセンサーがおすすめです。

APS-C

APS-Cのセンサーサイズは、23.6 × 15.8mmです。

APS-Cは規格として厳密に決められたわけではないのでメーカーや機種によって若干違いがあります。

35mmフルサイズセンサーよりもサイズが小さいので、写る範囲が狭くなります。

狭くなる分、もし35mmフルサイズセンサーと同じ焦点距離のレンズを装着した場合、約1.5倍〜1.7倍ぐらいの焦点距離になります。

例えば、50mmレンズを装着すると「50mm × 1.5 =75mm」となって、焦点距離が遠くなります。

そのため、全く同じレンズを付けていても、35mmフルサイズセンサーよりも画角が狭くなるというわけです。

APS-Cは、フルサイズセンサーに比べて、低コストで済むし、量産も可能だということで、アマチュア用のデジタル一眼レフカメラの標準センサー規格として多く利用されています。

APS-Cセンサーで有名なカメラとして、キャノンのEOS9000Dというカメラがあります。

価格も10万円以下とかなり安価で購入できるので、初心者から中級者までおすすめなカメラです。

マイクロフォーサーズ

マイクロフォーサーズのセンサーサイズは、17.8 × 13mmです。

2008年にパナソニックとオリンパスが共通規格で発表したイメージセンサーでフォーサーズシステムの拡張規格です。

フォーサーズシステムというのは、デジタル一眼レフカメラの規格で、その部分をミラーレス構造にしたことで、カメラの小型化に成功して、軽量化できたことでより一般的に利用しやすくなりました。

このセンサーは3/4型のイメージセンサーを使っているので、画面の縦横比の4:3ということで「フォーサーズ」と言われています。

マイクロフォーサーズは、センサーサイズが35mmフルサイズセンサーの約半分になります。

そのため、フルサイズセンサーと同じ画角で撮影するための焦点距離が半分で良くなりました。

実は、マイクロフォーサーズの規格は正確にはミラーレス一眼カメラと言って、デジタル一眼レフカメラとはちょっと違います。

ただ、ややこしいので、説明するときは、一眼レフで統一していますが、厳密にはマイクロフォーサーズのセンサーのカメラはミラーレス一眼レフカメラになります。

ちなみに、僕が持っているパナソニックのLUMIX DC-G99のイメージセンサーはマイクロフォーサーズです。

4Kなども撮影できて、30分連続撮影もできるのに価格は15万円ほどという安価な価格で購入することができます。

アマニュア用のカメラとして、使いやすく質の高い映像を撮影することができます。

1型センサー

1型センサーのセンサーサイズは、13.2 × 8.8mmです。

1インチセンサーとも言われます。

いわゆる、高級コンデジと言われているジャンルに使用されているセンサーです。

コンデジは、コンパクトデジタルカメラの略で、スマホよりも画質が悪いイメージがありますが、1型センサーを利用したコンデジはクオリティが高いです。

1型センサーの定番カメラはSONYのRX100シリーズです。

このカメラの特徴はともかくコンパクトで持ち運びやすいことです。

それでいて、スマホよりもクオリティの高い画質で撮影することができます。

一眼レフカメラと併用してちょっとした撮影の時に利用する方が多いです。

値段も5万円前後と安いので、気軽に購入できます。

1/1.7型センサー

1/1.7型センサーのサイズは7.5 × 5.6mmです。

こちらも高級コンデジで利用されているセンサーサイズです。

使われているのはCanon PowerShot S200です。

定価で3万円ちょっとで、中古だと1万円ちょっとで購入できます。

価格と軽量度を優先したい方向けのカメラです。

1/2.3型

1/2.3型センサーのサイズは6.2 × 4.6mmです。

一般的なコンデジで利用されているセンサーサイズです。

持ち運び重視で大きいカメラはいらないという人がよく利用しています。

iPhoneなどのスマホでも利用されているセンサーサイズです。

利用されているカメラは、Canon IXY200などがあります。

価格も1万円ちょっととかなり安く購入できます。

1/3型センサー

1/3型センサーのサイズは、4.8 × 3.6mmです。

コンパクトなのでスマホのカメラによく使われています。

ただ、最近のスマホは高画質になってきているので最近ではあまり使われなくなってきているセンサーサイズです。

レンズの種類

ここからはカメラレンズの種類について解説します。

レンズには大きく分けて6種類のレンズがあります。

  • 標準ズームレンズ
  • 広角ズームレンズ
  • 望遠ズームレンズ
  • 単焦点レンズ
  • マクロレンズ
  • 魚眼レンズ

です。

それぞれ見ていきたいと思います。

標準ズームレンズ

人間の目に一番近い立体感で撮影できるレンズで多くの場所で利用しやすいレンズです。

人の目線に近いということは、一番安心して見ることができるということにも繋がります。

例えば、35mmフルサイズセンサーのカメラを利用した場合、50mmレンズが標準レンズとなっています。

なので、マイクロフォーサーズの場合、センサーサイズが半分になるので、標準レンズは半分の25mmということになります。

ちなみに、なぜ50mmが標準レンズと言われているかというと、ライカ社が50mmレンズが最も人間の目に近いレンズと位置付けたことに由来しています。

他にも、主要なレンズには次のような目安があります。

  • 焦点距離35mmは、片目の視野に近い
  • 焦点距離28mmは、両目の視野に近い
  • 焦点距離85mmは、凝視した時の視野に近い

この目安があれば、どの焦点距離で、撮影すれば、見ている人がどのように見えるのかある程度想像することができます。

標準ズームレンズの一般的な焦点距離は、18mm〜55mmぐらいです。

もちろん、レンズによって違いはありますが、このぐらいの目安のレンズが標準レンズだと思ってもらえるとわかりやすいと思います。

広角ズームレンズ

広角ズームレンズは、ワイドレンズとも言われたりします。

より広い画角で撮影したいときに取り付けるレンズです。

例えば、多く人がいる場所でたくさんの範囲を撮影したいときにこのレンズを使用します。

同じ被写体を同じサイズで撮影した場合、望遠ズームレンズと比べると、被写体の背景に映し出される範囲が広くなります。

焦点距離の目安は10mm〜35mmほどです。

望遠ズームレンズ

遠くのものを撮影するときに使います。

例えば、自然の動物を撮影するときや、スポーツの撮影などで利用します。

遠くのものを近くに見せることができるのが望遠ズームレンズの特徴です。

広角ズームレンズと比べたときに、同じサイズで被写体を撮影すると、被写体の背景が映し出される範囲が狭くなります。

マクロレンズ

マクロレンズは、マイクロレンズとも呼ばれます。

虫眼鏡で大きく拡大したように撮影することができます。

小さな虫や花など、人の目線ではなかなか見れない世界をズームして撮影するときに利用します。

一般的なレンズは、被写体をあまりにドアップにしすぎるとピントが合わずにボケて撮影できないということがあります。

でも、マクロレンズだと、被写体にめちゃくちゃ近づいて、ドアップで撮影してもきれいに撮影することができます。

マクロレンズで重要なのは、「撮影倍率」と「最短撮影距離」です。

撮影倍率というのは、撮影する被写体の実際の倍率と、イメージセンサーに写る大きさの比率のことを言います。

例えば、10cmの被写体がイメージセンサーに2cmで写るとしたら撮影倍率は1/5倍になります。

この比率が高ければ高いほど、より質の高い映像を撮影できるということになります。

標準ズームレンズの場合は、撮影倍率が最大で1/4倍ぐらいですが、マクロレンズは、1/2倍〜1倍になっているので、よりドアップで撮影できるというわけです。

そして、もう一つ重要なのが「最短撮影距離」です。

これは、カメラがどこまで被写体に近づいて、ピントが合わせられるかという指標になります。

標準ズームレンズは38cmぐらいなので、カメラが被写体に38cm以上近づくとピントが合わずに撮影することができません。

望遠ズームレンズはさらに遠くて、1.2mぐらいです。

マクロレンズは、20cm〜30cmぐらいあるので、普通のレンズより近づいてもピントを合わせることができます。

そして、もう一つマクロレンズで知っておきたいのは、焦点距離です。

焦点距離が長ければ長いほど、より遠くの被写体を撮影することができます。

大きく3種類あって、「標準」「中望遠」「望遠」があります。

  • 標準:50 〜 60mm
  • 中望遠:90 〜 105mm
  • 望遠:180 〜 200mm

これが、マクロレンズの3種類の焦点距離の目安になります。

単焦点レンズ

単焦点レンズは、焦点距離が固定されているレンズなので、ズームしたりすることはできません。

ズームできるズームリングはついておらず、ピントを合わせるピントリングしかついていないのが特徴です。

単焦点レンズが苦手なのは、風景などの景色を撮影するときや結婚式などです。

画角が決まっているので、特定の範囲をズームして撮影したりすることができないので、じゃまな被写体を隠したいとか、大事なシャッターチャンスが一瞬来た時に撮影するシチュエーションでは単焦点レンズは不向きです。

でも、単焦点レンズはシンプルな作りなので明るく撮影できるというメリットがあります。

カメラのレンズというのは、1枚だけ入っているわけではなく、何枚もレンズが重なってできています。

単焦点レンズは、ズームレンズに比べてレンズの数が少なくなります。

そのため、単焦点レンズはたくさんの光を取り込むことができるんです。

それによって、何が変わってくるかというと、F値の数値を小さくしてたくさんの光を取り込む設定をすることができるんです。

例えば、カメラに標準でついてくるレンズの限界で小さくできるF値の数字はF3.5〜F5.6ぐらいです。

めちゃくちゃ高級なズームレンズでもF2.8ぐらいがせいぜいです。

でも、単焦点レンズは、安価な価格で、F1.4という小さな数値を設定できるのでずっと明るく撮影できるレンズなんです。

F値の数値を小さくできるということは、被写界深度が浅くなるので、焦点を合わせる範囲が狭くなります。

つまり、「ボケ」た映像を作りやすいということに繋がるわけです。

単焦点レンズの強みは、人物の撮影でボケを出したいときに使うことでプロっぽい一味違った映像を撮影できるという点にあります。

なので、よりボケのある映像で撮影したい場合は、単焦点レンズを使うのが一般的です。

魚眼レンズ

魚眼レンズは、180度の広い視野を撮影できる普通のレンズとは違ったレンズです。

つまり、超広角なレンズということになります。

180度もの広い範囲を撮影するので、画面の外側が歪んでしまいます。

映像ではあまり使いませんが、写真撮影のレンズとして利用する場合があります。

レンズはメーカーが違うと合わないことがある

例えば、SONYのカメラにCanonのカメラを取り付けようと思っても、そのままだとつきません。

各メーカーで、カメラとレンズを装着する部分である、マウントの規格が違いますので、レンズを購入するときは、メーカーを確認して購入する必要があります。

カメラを販売していないレンズ専用のメーカーでも、どこのメーカーのレンズなのかを確認して購入する必要があります。

シグマというレンズメーカーは本体は販売していないので、このようなメーカーでレンズを購入する場合は、あなたが持っているカメラメーカーと合わせてレンズを購入する必要があります。

ただ、メーカーが違う場合でも、マウントアダプターをつけると、違うメーカーのレンズを取り付けることができる場合があります。

レンズを購入するときは、まずメーカーとマウントの規格や、焦点距離、F値、センサーサイズ、広角レンズなのか望遠レンズなのか、オートフォーカスはあるのかどうか?

こんなふうに、いろいろチェックして自分の用途にあったレンズを購入する必要があります。

構図(フレーミング)

構図というのは、フレーミングとも言われます。

フレーミングは、被写体をどのぐらいの大きさで、画面のどこに、どのように表示させるかということになります。

フレーミングには、大きく次の4つの種類があります。

  1. フレームサイズ:被写体をどのぐらいの大きさで表示させるか
  2. フレームポジション:フレームのどの位置に被写体を配置するか
  3. アングル:どの角度から被写体を撮影するか
  4. 被写界深度:ポイントをどのように合わせて被写体を表現するか

この4つを意識してフレーミングを行っていきます。

フレームサイズ

まずは、フレームサイズです。被写体をどのぐらいの大きさで撮影するかを決めます。

大きく3種類のカテゴリがあり、全部で8種類あります。

  • ロングショット
    • ロング・ショット
    • フル・フィギュア
  • ミディアムショット
    • ニー・ショット
    • ウェスト・ショット
    • バスト・ショット
  • アップショット
    • アップ・ショット
    • クロース・アップ
    • エクストリームクロースショット(ディティール)

このように、大きくこの3つのカテゴリがあり、合計8種類のショットがあります。

(本当は、それぞれのショットに合わせてレンズを合わせてしっかりと撮影しなくてはならないのですが、今回は説明のために1枚の写真を切り取って説明しているので、解像度が悪く見づらいですが、雰囲気だけでもつかんでください。)

ロング・ショット Long Shot(LS)

被写体を含めて周りの情報もできる限り写しこんだショットです。

フル・フィギュア Full Figure(FF)

被写体全体を爪先から頭までを写したショットです。

ニー・ショット Knee Shot(KS)

膝のところで切ったショットです。

ウェスト・ショット West Shot(WS)

ウエストで切ったショットです。

バスト・ショット Bust Shot(BS)

胸元で切ったショットです。

アップ・ショット Up Shot(US)

顔いっぱいによったアップのショットです。

クロース・アップ Close Up(CU)

アップショットよりもさらに近いショットです。

エクストリーム・クロース・ショット Extreme Close Shot(ECS)

ディティールとも言います。極端によったショットで、体の一部分をドアップにしたショットです。目や口元などをドアップにして、何かの行為の作用点として使います。

フレームポジション

フレームポジションは、画面のどの位置に被写体を配置するのかという基本的な考え方になります。

たくさんの種類がありますが、よく使うフレームポジションについていくつか解説します。

三分割法

画面を上下左右に均等に三分割してその線上や交差するポイントに被写体を配置する方法です。

このように線上や交差ポイントに被写体が配置されているのがわかると思います。

三分割法は、安定したフレームポジションを作成するのに適しています。

水平分割

構図の基本として、水平を保つことは見る人の視線を引きつける約束事です。

水平線の位置は、見せたい対象によって変わってきます。

この構図は、水平線を上に置いた構図です。この場合、広大な土地をイメージさせることができます。

逆にこちらは、水平線を下に引いた構図です。

この場合は、空に広がる雲や太陽をイメージさせることができます。

水平線は、真ん中におくと中途半端になる場合も多いので、上か下か、どちらかに寄せて撮影することで、見せたい映像のメッセージに違いが出てきます。

空間処理

映画やドラマなどでもよくよく見ると、空間処理をしっかりと行っているのが分かります。

基本的には被写体の向いている方の空間を開けることで、その方向に何かあることを暗示させます。

空間の使い方で、被写体が全く同じ方向を向いていても、与える印象が変わります。

それぞれ、主な種類があるので見ていきましょう。

右向き右開け

左向き左開け

この2つのショットは、一般的な手法で、目線の方向を開けてその方向に何か対象物があるように見せる撮影方法です。

そのほかにも、目線の方向を開けるとポジティブで未来へ突き進むような印象を与えることができます。

右向き左開け

左向き右開け

この2つの画像は、目線と逆の方の空間を開けている写真です。

(ちょっと、同じ写真で表現したかったので、苦手なPhotoshopで加工したので、下手くそなんですけど、これは、向いている方向と逆の方の空間を開ける手法です。)

この手法は、ネガティブな雰囲気を表現するときに利用されます。

何か悩んでいるときや、不安な印象を表現するときに、目線と逆の空間を開けて撮影します。

このように、空間処理によって、被写体が全く同じ方向を向いていても、開ける方向を変えることで雰囲気をガラッと変えることができます。

肩なめ

対話している雰囲気を出すために、相手の肩越しに撮影する空間処理です。

2ショット

これは、二人の雰囲気を引きで撮影して対話の雰囲気を全体で表現するときに使います。

これらの空間処理は、映画やドラマでもよく目にするのでなんとなくわかると思います。

このフレームポジションを意識して撮影するだけで、一味違った撮影をすることができるようになります。

アングル

被写体をどの高さから撮影するかによって、見ている人に与える印象に違いが出ます。

俯瞰(High)

俯瞰撮影には、物事を小さく、矮小に見せる効果があります。

めだか(Middle)

アイレベルとも言いますが、目線と同じ高さで撮影するアングルです。

一番安定感のあるアングルで、特別意味を持たない場合はアイレベルで撮影するのが基本です。

あおり(Low)

俯瞰撮影と逆で、あおり撮影は大きく尊大に見せる効果があります。

スタイルをよく見せる効果もあります。

偉大なイメージで撮影したい場合のアングルです。

カメラワーク

カメラワークというのは、撮影の時にどのようにカメラを動かすのかという技術になります。

カメラを動かすときはしっかりと意図を持って動かす必要があるので、ただ、なんとなく動かすのではなく、その映像に意味を持たせるために動かすことが大事です。

主なカメラワークを7つ紹介します。

  • フィックス
  • パン
  • ティルト
  • ズームイン・ズームアウト
  • フォーカスイン・フォーカスアウト
  • ドリーイン・ドリーアウト
  • トラック

それぞれ見ていきたいと思います。

フィックス

フィックスというのは、固定という意味で、カメラワークの基本中の基本です。

固定して撮影するので、あまり絞りやホワイトバランスを調整する必要がありません。

撮影自体の負担も少なくてすみます。

三脚にカメラを固定して、動かさずに撮影するのがフィックスです。

パン

パンは「Panoramic Viewing」(パノラミックビューイング)の略で「パノラマのように見る」という意味です。

三脚にカメラを載せて、水平方向にカメラを移動させて、横長に撮影エリアを1ショットで撮影します。

よくドラマなどでは、最初に風景を見せて、そこからパンして最後に主人公を写す、などの撮影で利用されたりします。

広い風景を見せたい場合や、たくさんの被写体の位置関係を示したい場合に使います。

そのほかにも、視点の誘導としても利用しますので、よく使われるカメラワークです。

パン撮影を行うときは、いくつか注意点があります。

ショットの最初と最後はフィックスで撮影しておくということです。

あと、絞りやシャッタースピードはマニュアルにしておく必要があります。

カメラが移動している最中に、明るさがオートで変わったりする可能性があります。

そうなると不自然になるからです。

あと、基本的に、パンは左から右に動かします。

何か、特別な意図がある場合は別ですが、特に意味がないのであれば、左から右にパンさせてください。

ティルト

ティルトは垂直方向にカメラを振ることです。タテパンとかパンアップ、パンダウンとか言われていますが、正しくはティルトです。

使用する基本的な意図はパンと同じです。

ティルトアップは、前向きな意味合いで利用されます。

ズームイン・ズームアウト

カメラをアップにしたり引いたりして、画面に動きをつけます。

動きがつくことで、退屈な印象を避ける効果があります。

ズームインの場合は、特定の被写体の強調や、視線の誘導、集中や緊張を表す時に利用します。

ズームアウトは、被写体と周りの関係性を表したり、種明かししたりする時に使います。

開放的な印象を与えることもできます。

ただ、ズームイン・ズームアウトはあまり多用しないのが基本です。

肉眼ではありえない演出なので、あまりに多用されると不自然さを感じさせてしまう可能性があります。

動きが少なく退屈な印象を与えているような時に、ここぞという場面で使うのがおすすめです。

フォーカスイン・フォーカスアウト

被写体に対して、フォーカスを徐々に合わせていくことをフォーカスインといいます。

逆に、最初にフォーカスがあっている状態から、徐々にフォーカスをずらしてボケさせていくことをフォーカスアウトといいます。

よくドラマなどで、最初に手前の役者にフォーカスを合わせていて、徐々に後ろから近づいてくる人に同じ画面内でフォーカスをずらした演出をすることがあると思います。

そのようなときに、フォーカスイン・フォーカスアウトを使います。

ドリーイン・ドリーアウト

ズームイン・ズームアウトはレンズを調整しますが、ドリーイン・ドリーアウトはカメラ自体を移動させてダイナミックな映像にする時に利用します。

よく、映画やドラマの撮影で利用されているもので、「移動撮影」と呼ばれています。

メリットは、パンよりも被写体に積極的に関わっているので、迫力を出すことができます。

ただし、台車にカメラを載せて撮影するので、機材にお金がかかりますから、個人撮影ではあまり使うことはありません。

なので、こういうカメラワークがあるということだけ知っておいてください。

トラック

トラックショットは、カメラを持って自由自在に動き回って撮影する手法です。

ジンバルというカメラの揺れが起きにくい機材を使って、被写体に追従していきます。

そのため、かなりダイナミックな動きのある映像を撮影することができます。

ジンバルで有名なのはDJIのRONIN-Sです。

価格も6万円前後で購入できるので、個人でも手軽に購入して利用することができます。

イマジナリーライン

カメラの撮影でとても重要になってくるイマジナリーラインについて解説します。

日本語訳すると「想像の線」ということですが、これは、二人の会話シーンとかで重要になってくる基本知識です。

例えば、二人が会話をしているシーンを撮影しようとしているとします。

その時に、二人の人物を直線で結んだ、片側半径180度のエリアで一旦カメラをおいて撮影した場合、そのあとのカットも全て同じ片側のエリアから撮影しなくてはならないという基本ルールです。

このラインを超えて撮影してしまうと、今までカメラで見ていた方向が反転して、視聴者は違和感を感じてしまいます。

もちろん、あくまでも基本なので、意図があって、イマジナリーラインを超える場合もあると思います。

ただ、基本的にはイマジナリーラインを超える場合は次のケースに限られます。

  • カットで移動するのではなくワンカットで移動する場合
  • 新しい登場人物が現れて新しいイマジナリーラインが引かれた場合
  • 別のカットやシーンを間に挿入した場合
  • 会話している人の間に入ったカットを挟む場合

この場合は、見ている人が二人の位置関係で混乱する可能性が少ないので、もし超えなくてはならない場合は、これらの要素のどれかを利用してみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?

これらの知識をしっかりと身につけて撮影するだけで、かなりクオリティの高い映像を撮影できるようになります。

あとは、実際にカメラでなんどもなんども撮影してクオリティを上げていくだけです。

ぜひ、この知識を実践して自分のものにしてください。

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