今回のビジネス心理学のテーマは、成功者のマインドというテーマを記事にしたいと思います。
皆さん知っているであろう当たり前な内容で、結果を出せるか出せないかはここの違いだと思います。
恐らくこの記事を読んでいる皆さんには釈迦に説法だと思いますが、今一度自分自身のマインドをチェックしてみて下さい。
成功者マインドとは
成功者のマインドとは、簡単にお伝えすると失敗への捉え方です。
結果を出している人の共通点は、失敗した時の考えや捉え方というのが普通の人とは異なります。
どのように捉えるのかというと、失敗した際に「失敗していい経験ができた」「失敗したけど、この失敗をこういう風に活かせる」というように、前向きな物事に変換します。
これは、言うのは簡単ですが、思っている以上に難しいことです。
なぜなら人というのは、失敗を最も恐れますし、失敗を最も避けたがる生き物だからです。
失敗すること自体がものすごく心理的に負担にも関わらず、さらにその失敗を前向きに捉えるというのは、やろうと思っていてもできません。
「そんなこと知っている」と思うかもしれませんが、あなたはできているでしょうか。
捉え方の変換
これは有名なエジソンの話でも言われています。
エジソンは電球を発明する際に、ものすごく失敗をしました。
その失敗をしたときにエジソンは「一回うまくいかない方法を見つけたんだ」と言って、捉え方を変えたんです。
簡単に言ってしまえばただの失敗なのですが、それを失敗と定義するのではなく「うまくいかない方法を発見した」という肯定的に変換した良い例になります。
これが、成功者のマインドと言われているところです。
成功するには必ず失敗がついてくる
これからあなたが何かをして、結果を出したいという際に大事なことは、必ず失敗はするということです。
むしろ失敗しなかったら成功というのは、ほぼあり得ないので間違いなく失敗すると思って、その失敗を織り込んで下さい。
織り込むということは、失敗すると分かっていても実行するということです。
普通の人は失敗すると分かっていたら絶対に実行しようとしません。
それは、失敗するのが怖いし避けたいからです。
しかし、あなたは失敗すると分かっていても実行し、そこで得た学びを経験として活かして、同じことを繰り返さないようにするんです。
注意してほしいのは、失敗と言っても致命的な失敗と軽い失敗の2種類あります。
確実にやってはいけないのは致命的な失敗です。
例えば、借金を沢山して2度と再起ができないというような失敗は絶対にしてはいけません。
しかし、転んで少し擦り傷ができたぐらいの失敗は、した方がいいですし、失敗しないと分からないんです。
擦り傷ぐらいの失敗は最初から織り込んで実行しましょう。
結果が現れるタイミング
ほとんどの人が結果というのは、綺麗に斜めに右肩あがりで出ると思っているんです。
例えば、ブログを10記事書いたら10記事分の成果が綺麗に出るというように思っているということです。
実はそうではないんです。
結果というのは、長い時間を要した上で、最後にグッと上がるんです。
上記のブログの例だと、10記事書いても結果は出ず、20記事書いても結果は出なかったが、ある時100記事ほどでいきなり上がるように、結果というのは一気に出るんです。
僕は、Udemyでまさにその状況でした。
Udemyの場合、斜めに結果が出てくと思いがちですが、違います。
ある一定のところまでいくと、一度上がります。
そして上がったところで止まり、また上がり、また止まって上がる、というように斜めに綺麗に上がっていくのではなく、ある一定期間を過ぎると一気に上がります。
ほとんどの人が、このことを理解していないので上手くいかなかったり、失敗して挫折し、途中で辞めてしまいます。
そうではなく、その時期にいかに耐えられるかというのが一番のポイントになります。
もしあなたが結果を出したいのであれば、上手くいかないことや失敗することなすることなんて全て織り込んで下さい。
ほとんどの人が失敗せずに成功しようとしたり、上手くいかせようとしているんです。
そのようなことは、僕からしたらどんな天才でも無理に決まってます。
まるで、野球選手が空振りを1度もせずに全部ホームランにしようとしているのと一緒です。
これはあり得るでしょうか。
優秀なバッターでも打率3割で、空振りを7回しているんです。
このように、失敗をするのは当たり前で、そういうものだと思って実行して頂ければと思います。
失敗のストーリー
失敗はほとんどの人が悪いように捉えますが、実は失敗はストーリーになるんです。
あなたは漫画のワンピースを見るでしょうか。
ワンピースの主人公ルフィーも、失敗していませんか。
いきなり敵に立ち向かっても勝てないですよね。
1〜2回は負けて、復活して倒していきます。
つまり、失敗があるからストーリーとして面白くなるということです。
もし失敗がなくて、合う敵合う敵全員倒していたら面白くないんです。
このストーリーがどのように使えるかというと、あなたが将来商品やサービスを提供する際に、その時の失敗のストーリーというのが、提供する商品もあなた自身も魅力的に見せてくれます。
誰も、失敗しないパーフェクトな人の話なんて聞きたくないんです。
なぜなら、「あなただからできたんでしょ?」「天才だからできたんでしょ?」と思われてしまい、誰もあなたの話に耳を傾けてくれません。
失敗の少ない人は、ネタがなく経験が乏しいから話もつまらないです。
もし、今あなたが失敗しているのであれば将来のネタにできると思った方が良いんです。
「失敗した、上手くいかなかった」というのを「いい経験できたな、将来話のネタに使おう」ぐらい思っていた方が良いということです。
そしてお客さんにあなたのメッセージを届けたいのであれば、私もあなたも同じであるということを届けないといけません。
その方が聞いている側も面白いし、感情移入もしやすいんです。
失敗の数
あなたにお伝えしたいのが、失敗の数が多ければ多いほど魅了的な人になっていきますし、ビジネスも成功やすいということです。
まさに、コンテンツビジネスは顕著にこのことが出ます。
失敗の数か多ければ、「昔自分はこういう失敗をした」「ここで躓いたな」など自分のお客さんの気持ちがよく分かるんです。
このことが分からない人というのは、お客さんの気持ちが分からないから、すごくピントのずれたことを言ってしまいまうんです。
このことからあなたに是非、知っておいて頂きたいのは、沢山失敗した方が良いということです。
上記でも述べましたが、人生一発アウトのような大きな失敗はいけません。
そうではなく、小さな失敗や軽い失敗は何度も何度も繰り返して、その際に自分を悲観的に捉えるのではなくて「いい経験を積んだ、失敗できてよかった」と思って下さい。
僕も、投資したものが下がって半分ほどになっていますが「将来、上手く行った時のネタにしよう」と思ってます。
実際にお金は下がっていますが、それはいいんです。
それより、自分が投資対象のものを購入して、下がったという経験や感情を買えたということです。
確かに今の部分だけ切り取ると、損しています。
しかし将来、このことを活かしてさらにもっと収入に直結させようと思った方が健全なんです。
つまり、小さな失敗なんて恐れる必要ないということです。
成功する人としない人の違い
失敗した際の振る舞いというのが、あなたが結果を出す際に最も重要なことです。
結果が出てない人というのは、失敗をしないようにしているんです。
僕からすれば、失敗しないようにするなんて意味の分からないことで、失敗をしてから物事を考えた方が良いんです。
これは質問力とも直結しています。
昔僕は、成功している人の質問としていない人の質問を分析しました。
その結果、綺麗に分かれていたんです。
どのように分かれていたかというと、結果を出している人は必ず、行動して失敗した後の質問をしてきました。
これは1人の違いもなく全員です。
例えば年収1,000万円の人たちは、ほぼ例外なく「〇〇をやってみたのですが、ここが上手くいかなかったです。どうしたらいいでしょうか。」と聞いてきます。
その際の質問はどこで躓いているのか分かるので、その部分を答えれば解決できる簡単な質問なんです。
逆に結果を出していない人、実績が出ていない人、ビジネススタートしていない人の質問というのは、全員共通して僕に失敗しない方法を質問してくるんです。
僕からしてみたら、その質問者の背景が分からないのでベストの答えができません。
人によってベストな手段というのは変わるからです。
例えば、コンサルティングを受けてくれて相手の話をしっかり聞ける状況であれば、最適な答えを答えられますが、そうではなく漠然とした質問は明確に答えられないんです。
この分析で、いかに成功していない人が失敗を避けようとしているのか、そしていかに結果が出ている人が失敗を許容しているかということがよく分かりました。
これは勘で述べているわけではありません。
実際の経験をもとに今あなたにお伝えしています。
最後に
あなたがもし失敗しない方法を他人に質問しているのであれば、成功することはほぼ不可能だと思って下さい。
上記のように質問する内容からも、結果が出る人と出ない人は明確に分かれます。
それほど今回紹介した心理というのは重要なことなので是非参考にして下さい。