今回のビジネス心理学はロミオとジュリエット効果という心理学ついて記事にしたいと思います。
ロミオとジュリエット効果とは
ロミオとジュリエット効果というのは、禁止されるほど燃え上がる心理のことです。
ご存知のとおり『ロミオとジュリエット』という物語は”結ばれない恋”として描かれています。
いわゆる周りから反対されていたんです。
人というのは、やりたいことに反対や禁止されればされるほど、より強く燃え上がる傾向にあります。
これはアメリカの研究で、カップル140組を対象に互いの両親から反対された場合と応援された場合でテストをしたんです。
そこで、反対されたカップルほど一時的に強く、情熱的に恋愛をしたという研究結果が出ていて、逆に応援されていたカップルは心理状態が変わらず一定であったということが明らかになっています。
つまり、人というのは禁止されるとやりたくなるということです。
僕も幼少期に、親や祖母に「ゲームをやめなさい」と言われれば言われるほどやりたくなって、隠れてやっていたものです。
ロミオとジュリエット効果というのは、このような心理になります。
この心理はビジネスでも顕著にあります。
例えば何か物を売る際、これ以上の購入は禁止であるという制約をされると人間はアクションを起こしやすいんです。
その制約というのは、個数限定や期間限定などです。
人は禁止されたり、手に入らないものというのを強く欲しがります。
マーケティングの世界でも、指定した期間にしか購入できないというようにデッドラインを区切る効果を活用します。
他者からの否定
あなたは「お前なんか無理だ」などと言われたことがあるでしょうか。
僕も昔言われました。
今から10年以上前に、介護福祉の仕事を25歳〜30歳まで5年ほどやっていたんです。
当時は介護福祉の仕事をやりながら、ビジネスで将来的に企業をしたいと思っていました。
そんな時、僕の妹の知り合いが何店舗もキャバクラ経営をしていて、いわゆる事業が成功している人がいたんです。
ある時その人に影で「ビジネスで絶対成功できない」と言われていたらしく、それを耳にした時ものすごく悔しかったんです。
ですが10年経って、今ある程度の結果を出せています。
当時は、ものすごく悔しくて「今に見てろ」と思っていました。
もし、言われていたことを真に受けていたら今の自分はないわけです。
よく、成功している人や結果を出している人は「お前は成功できない」などと他人に言いますが、そんな人の言葉は一切信じなくていいということです。
本気でビジネスで結果を出したいと思っているのであれば、いくら自分より遥かに自分より成功している人がいようとも、その人の話を鵜呑みにする必要なんてないということです。
その人は、自分が成功していて天狗なんです。
ただ今の僕だけを切り取って言っているだけです。
確かにその当時の僕には無理だったかもしれません。
ですが、その人に将来の自分を否定される覚えはなかったんです。
あなたも、もしかしたら今のあなたは成功できないかもしれませんが、将来のあなたはマーケティングやビジネスの勉強をしてトライして失敗することを繰り返していれば、いつか成功できるかもしれないですよね。
ですから、諦める必要なんてないんです。
人は誰かに「あなたなんて無理だ」と言われれば言われるほど燃え上がる生き物です。
もしそれで燃え上がらないようなのであれば、本気ではないのだと思います。
逆に否定されて燃え上がるようなら、あなたはその分野で成功できる素質を持っているということなんです。
ドラゴンボールでも、ベジータは悟空に勝てなくて周りから「お前なんかじゃ無理だ」と馬鹿にされていましたよね。
ですが、ベジータは必ずそれを乗り越えて、悟空と同じくらい強くなっていましたよね。
これは、できないと否定されて押さえつけられても、強くなりたいと自分の壁を突破してレベルアップしていくんです。
ですから、あなたが上司や異性に「あなたなんて無理だ」と言われても、そんなことは信じていてはダメです。
他人が言うことを信じて、自分自身でそれを認めた時点でもう終わりです。
つまり、他人が言うことは気にする必要がないと言うことです。
もし他人に言われて悔しくて「やってやろう」と思えたら、それは本気である証拠なんです。
僕は馬鹿にされてから、10年ビジネスをやってきましたが10年も期間があれば何物にでもなれます。
仮に自分がどんなにポンコツであろうが、10年もあったらそれなりになれます。
今の自分を見て卑下する必要はないんです。
最後に
僕の20代の頃なんてポンコツどころの話では済まないですし、当時は今こんな風になれているなんて夢にも思っていませんでした。
ですが、諦めずやり続けました。
「結果を出すまで絶対にやる」と決めていたんです。
今回あなたに持って帰ってい頂きたいのは、日常で馬鹿にされたり否定されたりすることばかりですが、それは真実ではないということです。
これを読んでくださっているあなたは、自分を信じてあげて頂ければと思います。