こんにちは。山田どうそんです。
この記事では、カラーコレクションとカラーグレーディングの違いについて解説します。
一般的に色の補正のことをカラーコレクション、または、カラーグレーディングという言葉で表現しますが、混同して使っている方も見受けられます。しかし、意味は全く違います。
この記事を最後まで読んで頂くと、カラーコレクションとカラーグレーディングの違いについて学ぶことができます。この機会にこれらの違いについて覚えて頂ければと思います。
カラーコレクションとカラーグレーディングの違いについて
カラーコレクションとカラーグレーディングの違いについて解説します。
カラーコレクションについて
カラーコレクションとは色補正のことで元々の色に整えることです。カラー補正とも言われます。また、カラーコレクションはある程度の基本が分かっていれば、それほど難しい作業ではありません。
カラーグレーディングについて
カラーグレーディングとは、あえて青くしたり赤くしたり等の雰囲気を作り、実際の色とは違った色の表現をすることです。どちらかというと、アートやクリエイティブの世界がカラーグレーディングです。
ハリウッド等一流の映像を作成しているところでは、必ずカラーグレーディングを行っており、映画の雰囲気や映画の世界観を色でも表現しています。
脚本の中にアクション等がありプラスアルファーでカラーグレーディングを行い、色でも雰囲気を伝えるということを行っています。そのため、カラーグレーディングは奥が深く色の高い知識と高度なスキルが求められる世界です。
具体的な事例
下記の映像は僕が撮影した映像で、木場公園で桜が咲いていたので一眼レフで撮影してきました。この映像を基にカラーコレクションとカラーグレーディングについて具体的な解説をします。
見て頂くとわかるように全体的に青っぽい映像ですよね。これは、わざと少し青っぽくホワイトバランスを青寄りにして撮影しました。
撮影した日は天気が曇りだったのですが、通常空は白ですよね。僕の撮影技術のレベルが低いこともあり、この映像は、空は青白く白トビもしています。
カラーコレクションは元々の色をそのまま表現するものです。そのため、基本的な工程としては、最初に映像のカラーコレクションを行い色を整えて、その後カラーグレーディングを行うことが一般的な行程です。
下記の映像の※箇所のように青白い部分を白にすることで、周りの色もしっかり整えることができます。
このように、色の三原色のバランスを整えて、バランス良く見やすい色でコントラストも付いているのがカラーコレクションだと思って頂けると良いかなと思います。参考にして下さい。
まとめ
この記事では、カラーコレクションとカラーグレーディングの違いについて解説しました。
カラーコレクションとカラーグレーディングは意外と混同されるケースが多いですが、全く違いますので、この機会に是非、覚えておいて下さい。